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初学者で大学卒業からブランクがある中での受験スタート

東京都 N.Hさん  心理英語完成講座・専門科目完成講座を受講
目白大学大学院 心理学研究科
国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科に合格

心理学初学者で大学卒業からブランクがある中での受験スタート
私は、心理学については初学者であり、大学卒業後から8年も経っている社会人です。この『臨床心理士指定大学院 入試対策講座』を申し込んだのは、臨床心理士を目指すことを決めてから1ヶ月後のことで、春入試の約半年前でした。当時、私は仕事を持っていたため、予備校に通うのは時間的にも費用的にも難しかったのです。そこで、通信講座を利用して受験勉強をすることにしました。いくつかの通信講座の資料を取り寄せ、サイトをチェックする中で、『臨床心理士指定大学院 入試対策講座』を選択しました。問合せ時の対応の良さやサイトの充実、そして講座内容が決め手となったのです。
まずは評判の良さそうな心理学の参考書を買い、それを読むことから始めましたが、初学者の私には心理学の全体像がつかめず、なかなか勉強が進みませんでした。「実践あるのみ!」と思い、『臨床心理士指定大学院 入試対策講座』の自習テキストをすっとばし、添削問題の英文和訳に取り組んでみましたが、心理学の専門用語を適切に訳することもできず、的外れな内容のまま回答を提出してしまうこともありました。そこで、まず心理学の歴史を頭に入れて全体像を把握することから始めようと思い、図書館で心理学入門の漫画仕立ての本を借りて読むことにしました。しかし、実際には、仕事を退職する12月末まではほとんど勉強も手に付けられず、志望校も決められず、もちろん研究計画書も着手できない状態だったので、春入試受験は難しいかと半分あきらめかけていました。
本格的に勉強を始めたのは、1月の正月明けからです。それから2ヶ月間は、懸命に勉強しました。

解答の変遷を見守ってくれているコメントが心強かった
指定大学院の英語は、専門科目の内容をある程度頭に入れてからでないと、解くのが難しいと思いました。専門科目の勉強と同時進行で、英文法のテキストをざっと読み復習した上で、『臨床心理士指定大学院 英語入試対策講座』の自習用テキストや実際の問題に取り組むのがよいかと思います。その際、問題に記されている解答時間を意識して解くことがかなり役に立ちました。実際の入試では、時間が足りなくなる場合が多々あるからです。添削指導では、分かりにくい箇所の質問に丁寧に答えていただき、また、私の提出する解答内容の変遷を見守ってくれているコメントもあり、大変心強かったです。

専門科目の勉強法と講座の利用法
まずは、軸となるテキストを1つ決め、その中の専門用語を書きだし、心理学辞典で補いながら内容をノートにまとめていきました。ノートは3冊分にもなりました。次に、ノートの最後に、心理学史上の人物名の目次を作り、人物名とその功績(提唱した理論や実験、心理療法)をセットにして、暗記していきました。そして、『臨床心理士指定大学院 専門科目入試対策講座』の問題や大学院の過去問などを解き、軸となるテキストに載っていない内容があれば、ノートにその内容をまとめたメモを貼り付けていくなどして、学習内容に偏りがないよう補っていきました。講座では、内容が幅広く取り上げられており、また解説も丁寧でした。重要ポイントを書きだしたり、マーカーでぬったりして、受験会場まで持っていくようにしました。

研究計画書と面接のポイント
受験生にとって研究計画書は、大きな不安材料の1つです。それでも、事前にこの講座の添削指導を受けたことで、書くべきポイント、書かなくてもよい内容といった「書き方の約束」を整理でき、客観的な意見を伺えてありがたかったです。
面接ではまず、明るく安定した表情で、相手の目を見て話すことが大事だと思います。私も面接には苦手意識があるのですが、心理学を勉強することに対する意欲を伝えることを心掛けました。また、どんな質問についてもきちんと答えようとする姿勢を見せることも、アピールにつながると思います。

勉強を進めるうちに興味が変わり、それが志望校の決め手に
私の場合は、勉強スケジュールがギリギリだったため、少しでも入試日程の遅い学校を選ばなくてはいけませんでした。その中で、研究したいテーマに関わる教授の在籍されている学校を志望校としました。私は、もともと産業分野に関心を持っていたのですが、受験勉強を進めるにつれ、「医療分野」「老年心理学」「がん患者や家族の心理ケア」に関心が移っていったので、それをキーワードに志望校を選ぶようにしました。志望校選びのチェックポイントとしては、通学時間、授業料といった物理的な条件、実習の機会の多さ、教授の支持する理論といった大学院の方向性や充実度などが挙げられます。また、大学院に足を運んでみて、直感的に「ここに通いたい」と感じるかどうかも重要なことだと思います。
大学院入学は、臨床心理学の研究や臨床心理士の道へのまだ小さい一歩。大学院でさらに心理学に関する見識を深めていきたいと考えています。