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基礎を固めずして入試は突破できない

東京都 E・Iさん   心理英語完成講座・専門科目完成講座を受講
東洋英和女学院大学大学院 人間科学研究科
立正大学大学院 心理学研究科に合格

友人からの紹介で始めた添削講座
私は通信制の大学を卒業した春に、半年後の臨床心理士大学院の秋入試を目指すことにしました。しかし、どういった勉強方法があるのか分からずにいた時、すでに合格していた友人から『臨床心理士指定大学院 入試添削講座』を教えてもらいました。私が受講していたのは心理英語と専門科目で、毎回送られてくる添削問題や自習用テキストをこなしていましたが、実を言うと、最初はまったく分からず泣きたくなるほどでした。心理学の基礎知識がなく参考書を見なければ何も解けない状況だったのです。ただなぜか不思議と危機感はなく、何とかなるだろうという根拠のない楽観視に加え、仕事が忙しいこともあり、試験勉強に本腰を入れることができなかったのです。

志望校の過去問はできるだけ早く入手すること
大学院の説明会に参加し始めたのが7月だったのですが、入手した過去問を見てみると、知らない用語ばかりが並んでおり、さらに英文自体も難解で、その時はじめて取り組むのが遅すぎたことを実感したのです。過去問を見ることで、試験のレベルを知ることができ、どの程度の勉強をすればよいのかが分かるので、私のように焦らないためにもできるだけ早く入手することを強くお勧めします。そして「これはやばい!」と感じ、常勤での仕事を週4回の非常勤とし、不足していた知識を夏からかなりの勢いでまとめ始めました。用語をまとめるのには大学の教科書を中心に行いましたが、デルタプラスから配信されているメルマガに掲載されているテクニカルタームは、何が重要なのかがすぐに分かるので、とても役に立ちました。しかし、残念ながら秋入試は筆記で不合格となり、春入試に向けて再度ノートをまとめることになりました。

心理英語と専門科目の講座活用法
心理英語添削講座では問題の他にテクニカルターム集がついてきます。これは覚えなければならない用語の英単語が領域ごとに分かれている心理用語の英単語集です。私は暗記用に小さい冊子として印刷し、いつも持ち歩いていました。電車でのちょっとした空き時間でも単語を覚えられるので、私が最も活用した教材です。入試ではキーワードとなる英単語さえ分かれば、その英文の内容もスムーズに理解できます。心理英単語は1つでも多く覚えておくことをお勧めします。最も効率がよいのは心理用語、英単語、用語の意味をセットにして覚えることでしょう。講座の添削問題や自習用テキストは、一般の参考書にありがちな「日本語の通じない訳」ではない、分かりやすい解説であることが大きなポイントです。ただその丁寧な解説さえも英語の基礎が頭からすっぽり抜けていた私には正直難しく感じ、秋入試で痛い目にあった後は中学レベルの参考書からやり直しました。構文が理解できていないと、英文読解は本当にお手上げです。英語に自信のない方はまずレベルを下げて勉強してみてください。その上で添削講座の問題に触れると英語への免疫がつきます。
専門科目添削講座は論述問題への対策がしっかりできる内容で、必ず含めなくてはならないキーワードが何か、そして論述の構成についてもしっかり学べます。添削されることによって自分の弱点が分かり論述に慣れていくのが実感できます。また多くの大学院の過去問で出題されてきた問題が挙げられており、実際の入試で同じ問題が出た時は自信を持って論述問題が書けて「やった!」と思いました。
春入試の直前期には、講座の自習用テキスト、添削問題を何度も解いて書き込みをし、プリントアウトを繰り返して同じところを何度も復習しました。参考書などは、マーカーなどで線を引いたら次に復習して解く時に使えなくなってしまうため、そういった点でこの講座は「何度もプリントアウトができる」ので、とても使いやすいと思います。

基礎を固めずして入試は突破できない
デルタプラス以外に使った参考書は大学の教科書以外にそんなに多くはありませんが、フロイトやユングの精神分析の世界はやや理解しにくい部分もあったので、専門書ではなく一般書を読むようにしました。「図解解説!〜」「やさしい心理学〜」といった絵が多用してあるものです。受験した大学院にはユング関係の問題が出されており、このような書籍から入っていくと抵抗なく取り組めました。また用語集やキーワード集などを必死に覚える方もいるようですが、まずしっかり基礎を固めて理解を深めてから活用するのが望ましいと思います。あくまでも確認用として割り切ることです。この添削講座は1つの論述問題に非常に多くの基礎的な知識が解説してあります。やはり、基礎なしでは入試は乗り切れないのです。
予備校へ行かなくても自分のしっかりした意思さえあれば、志望校に合格することができます。ただし、自分で書いた英文の和訳や論述の解答は、客観的な第三者の視点を入れることが絶対必要です。この講座の添削指導は厳しい視点ながらも、優しい励ましもあるのでぜひ活用してみてください。大学院受験が孤独ではない勉強だと実感できることでしょう。