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独学ではここまで深く勉強できなかった

長崎県 まるさん
専門科目基礎講座専門科目完成講座を受講

九州大学大学院 人間環境学府に合格

レスポンスの早さが決め手となった
私はまったく違う分野の学部から心理学科へ3年次編入したため、当初から自分の心理学の知識は同じ3年生よりも浅いのではないかと危惧していました。編入後約1年半での大学院受験だったため、合格には短期間で効率の良い対策が必要になると考え、こちらの専門科目の基礎講座と完成講座の受講を決めました。また経済的な負担も考えて受験浪人はせず、学部の卒業までに絶対どこかに合格すると決めていたので、その気持ちも受講の後押しとなったと思います。受験の時期を考えて最低でも4ヶ月以内に受講を修了したいと思っていたため、当講座は添削や資料の配布も郵送ではなく、インターネットを介して行われる点が魅力的でした。実際に受講してみて、資料配布や添削指導のレスポンスの早さのおかげで、私の勉強のスピードは上がりました。

独学ではここまで深く勉強できなかった
3年生の夏頃から、一般に売られている指定大学院対策の参考書を使って心理学の基礎知識の勉強を始めました。それこそ心理学史から条件付けの理論のような基礎中の基礎でも、私にとっては初見のものや内容を説明できないものがたくさんあったので、一個一個のテーマをノートにまとめて理解していくようにしました。この段階ではまず心理学を「知る」ことを目標にしていました。
そして半年経った頃に、まだ基礎知識の整理は十分には終わってなかったのですが、そろそろ論述対策を始めようと思い、それに合った参考書や添削講座を探し出しました。色々と悩んだ挙句、3月頃にこちらの専門科目講座を受講することを決め、受講をスタートしました。この時点で受験まで半年ほどだったため、いち早く論述能力を高めようと私は基礎講座と完成講座を同時受講しました。それまで自分なりに基礎知識をノートにまとめたりしていたので、基礎講座については補助的なものになるかと思いきや、その内容は当時の私にとっては非常にレベルが高く、基礎講座を受講してよかったと思いました。
自習テキストの問題は一旦自分なりの解答を考えてみて、その後に模範解答をノートに書き写しまとめるという作業をしました。最初は解答を全部書き写すことに躊躇していたのですが、まずは自分の色を出すことよりも正しい知識を定着させようと思い、実践しました。毎回の添削問題は独学で勉強してきた内容では対応できないものばかりで、答案を作成するたびにたくさんの資料を見たり、今までのノートを見返したりして、必死に答案作成をしました。その時は「添削問題に手も足も出ないようじゃ、合格は危ういな」と思っていたのですが、今から考えると答案作成を通じて必死に勉強したことが後の知識の形成に役立っていたと思います。
この講座では論述力を上げるだけでなく、より高度な知識を学ぶ機会が多く得られたと思います。独学ではここまで深く勉強できなかっただろうなと思います。
そして約3ヶ月の受講終了後は、講座で得られた知識を細かく暗記し、その知識を足がかりに講座で触れられなかったテーマについても、入試に出そうな範囲はさらに知識を深めるという作業をしました。

過去の傾向とは異なる分野の問題が出題されることも
過去問を分析し入試問題を予測するというのは、どの受験生もされていることだとは思うのですが、私の受験した大学院に関しては、過去問はあまり参考にならないという印象を受けました。確かに出題形式や問題数などはほぼ例年通りだったのですが、過去に一度も出なかった分野から出題されていたりして、問題を見た瞬間はやや戸惑いました。しかし私はその日までできる限りベストを尽くして勉強してきたという思いがあったので、たとえ確信を持って解答できなくても、今まで勉強してきた知識をフル活用して精度の高い解答を作ろうと気持ちを切り替えました。このような不測の事態に対応するためにも、応用だけでなく基礎心理学の分野も勉強しておくことが大事だなと感じました。実際に今回の受験では、1年前に勉強した後ずっと手付かずにしていた知識を引っ張り出し解答できたという問題もありました。受験に出やすい臨床心理学や発達心理学のみを勉強すればよいというわけでもないようです。

講座を受講することで自分の勉強に対する自信がついた
周囲に予備校や模擬試験のようなものがない中での受験だったため、客観的に自身の解答を評価し添削してくれる本講座は受験勉強の1つの指標になってくれたと思います。自分の論述の癖や達成度も把握できたし、なによりまだまだ勉強することはたくさんあるということにも気づかせてもらいました。また、どのように解答したらよいかが分からない論述問題は、頭の中でバラバラになっている知識をさまざまな方向から引っ張ってきて、それらを順序よく組み立てて解答するという根気のいる作業が必要です。そうした一見よく分からない問題に対して、粘り強く解答する姿勢も身についたと思います。そして本講座を受講したことにより自分の勉強に対する自信がつき、受験当日も過剰に不安になることなく、「今まで勉強したことを生かすぞ」という前向きな気持ちで受験できました。実際の入試問題でも受講内容が役立ったと思われる点は多数あったので、合格をいただけたのは本講座で深めた知識を評価してもらえた結果ではないかと思っています。

合格してやっと心理の専門家になる道が開けた
進学する大学院が決まる前は、果たして自分は心理の道に進めるのかという大きな不安があったのですが、大学院合格が決まった途端に「やっと心理の専門家になる道が開けた」という喜びと安堵が訪れました。これからも困難なことがあるとは思うのですが、大学院合格は専門家としてのスタート地点に立つような、非常に象徴的な出来事だと思います。ですから、ぜひ受験勉強では後悔のないよう、できることはすべてやったと胸を張れるような準備をしてほしいと思います。そのために私は本講座の受講を選び、そこから得られた学びを糧に志望校合格を実現することができました。今後も日々学び続ける姿勢を忘れず、1日も早く社会に役立てる人間になれるように励んでいきたいと思います。どうもありがとうございました。