合格実績
神戸女学院大学大学院 人間科学研究科 合格
問題を繰り返し解くことで、入試英語の点数がトップに
京都府 キキ さん
自分の勉強法に不安を感じて受講を決めた
私は、大学院進学して、臨床心理士の資格取得をしたいと、大学入学時から考えていました。しかし、いざその時期が来た時、本当にこのまま進学していいのだろうかと思い、就職も考えました。先生や両親にこの迷いを相談するうちに、心理的な面での支援をすることが、自分の中で確固とした目標であったことにあらためて気づきました。大学3年生の1月、大学院に合格した先輩から、春休みは英語だけでもしておいた方がよいと聞き、とりあえずヒルガードの各章のまとめ部分の英文、和文を図書館でコピーし、和訳していきました。この頃は丁寧に、和訳しノートに書いていました。5月頃からは発達やストレスに関わる章の本文を読み始めていきました。専門は4月頃から心理学の概説書を1冊読み、同時に心理学辞典を使って用語をまとめていきました。3校受験したうちの2校は臨床だけでなく、基礎心理学も問われるため、認知や社会など基礎心理学も幅広く押さえていきました。このように勉強は進めていたものの、周りの友人が予備校に通い始めたと聞き、私の勉強法は本当にこれでよいのかと不安を感じていました。そんな時、たまたま『心理系大学院 入試対策講座』をインターネットで見つけました。講座の料金は安いというわけではないので、最初は受講をためらいました。しかし、アルバイトの貯金から出せない額ではなく、予備校よりも断然お得であること、もし受講せずに不合格だったら、受講しなかったという選択を悔やむかもしれないと考え、活用できる手段は利用すべく5月下旬に受講を決めました。
問題を繰り返し解くことで、入試英語の点数がトップに
受講してまず役に立ったのが、英語のテクニカルターム集です。英文を読解できていなかった一因が語彙不足だったので、早速テクニカルターム集を印刷し持ち歩きました。英単語が分野ごとにまとめられているので、今日は「臨床」、明日は「発達」と区切っていくと、覚えやすかったです。ヒルガードの和訳をしていた時は、何となく読めた気になっていたのですが、心理英語講座の添削課題で、「文脈は押さえているものの、直訳的であるため、自然な日本語表現にしましょう」という指導を受けました。そのおかげで、それまで英語にばかり意識が向いていたのですが、自分が訳した日本語にも注意を払うようになりました。一人で勉強していては気がつきにくい点だったと思います。また、テキストに掲載されていた「注意すべき文法事項」も役立ちました。大学受験で勉強したはずの文法でも、すっかり忘れている箇所があり、うまく補うことができました。添削課題、自習用テキストどちらも、試験当日まで文章を覚えるくらい何度も読みました。母校の受験後、先生から英語の点数はトップだったと伺いました。添削講座とヒルガードを繰り返し解いたことが、よい結果につながったのだと思います。
論述の書き方が身につき、専門用語の覚え方が変わった
専門科目に関しては、4月頃から専門用語をまとめてはいたものの、論述の仕方に関しては理解していませんでした。しかし、専門科目講座での勉強を通して、複数のパターンの論述の方法を知ることができました。語句説明の問題を解く際、辞書や自分でまとめた文章を一字一句覚える必要はありませんし、それは自分で難易度を上げるようなことです。キーワードとなる単語があり、それを含めて説明するやり方をこの講座で教わりました。その結果、それまでとは専門用語の覚え方が変わりました。8月に入り、臨床分野をノートにまとめるには時間が足りないことに気がつきました。ですが、キーワードを押さえて覚えればよいと分かったので、『心理臨床大事典(培風館)』と『よくわかる臨床心理学(ミネルヴァ書房)』そして、専門科目講座をひたすら読みました。家で勉強する時は、人に説明するように、一人で声に出して「○○というのは、~で、…な特徴があるよ」と話すようにしました。頭の中では文章がまとまっているつもりでも、声に出すと言葉に詰まることがあったので、話せるくらい知識として定着させることを目標にしました。また、実際に家族に聞いてもらうこともありました。すると、心理学の専門家ではない家族から、すぐに返答できないような質問をされることもあったので、答えられなかった穴を少しずつ埋めていくような形で勉強を進めていきました。
受験期間は気分転換も大切
私の周りは就職活動をしている人が多く、大学院受験をする人は限られていたので、受験組が顔を合わせれば必然的に入試の話になりました。友人の話に鼓舞されたものの、不安や焦りを大きくするだけの時もありました。時には入試以外の明るい話もして気分転換をしつつ、受験をうまく乗り切ってほしいです。