合格実績
山梨英和大学大学院 人間文化研究科 合格
答案作成よりも、数倍の時間をかけた添削指導に驚いた
山梨県 京まる さん
かなりのブランク明けからはじめた英語対策
私が今回一緒に大学院を受験したのは、私の子ども達と同じぐらいの年代の方々です。つまり、私は英語を学校で学んでから相当の期間がたっており、客観的には大学院の受験は非常に困難と思われる状況でした。数年前に臨床心理士指定大学院を受験することを決心した際には、専門科目は通信教育で一応学習していたものの、一番不安を感じたのが英語でした。すでに中学英語さえ記憶の彼方となっていた状況でしたから、今さら受験は「不可能」というのが常識的な判断でした。ですから、とにかく中学時代の復習から始め、英検を受験しながら自分の英語力を高めていくことにしました。しかし、希望する大学院の過去問題や模擬問題を試してみると、実力は遙か下のレベルでした。
理解力、記憶力において特効薬がないかとインターネット上を探していたとき、湯川さんの著書『社会人のための97%失敗しない最後の英語学習法』を見つけて読ませていただきました。そこには、どんな人でも一晩で英語力がアップするような特効薬はなく、ひたすら地道な繰り返しが大事で有ることが実例をあげて書かれていました。ただし、同書には同じ時間をかけるのであれば、より効率的、効果的な学習方法を選択することが重要とあり、湯川さんの開設されているこの添削講座を受講したのでした。
答案作成の時間よりも、数倍の時間をかけた添削指導に驚いた
心理英語を中心とした論文和訳は、市販の参考書が非常に少ない中で魅力的でした。しかし、正直なところ第1回目の課題を解答した時には、専門用語や長文の取り扱いに不慣れな自分のレベルがよく分かり、これではとても合格は困難だと思いました。
それでも何とか答案を作成し提出してみると、実に丁寧な添削が戻ってきたことに驚きました。それは、私のおおざっぱな答案作成の時間よりも数倍の時間をかけ、温かい思いを込めて添削していただいた内容でした。一語一語、英文と和訳を照らし併せながら、どのような視点で訳すと適切な和訳になるかと、英語の文法上の解説にとどまらず、関連する心理用語の解説まで実に丁寧に書かれていました。この時の専門用語に関する解説も受験の間際には貴重な参考書となりました。
また、お恥ずかしい話ではありますが、和訳に不慣れな私は当初時制にまったく無頓着でした。実に何度も現在形、過去形、完了形の和訳の仕方を訂正していただきました。何度も優しく繰り返し添削していただいたおかげで、これが自分の癖であると強く認識し、受験時においては特に時制を確認するようになっていました。
答案が5回目、6回目となりますと私の中に変化が生じていることが自覚できました。おそらく課題の英文はレベルアップしていったのでしょうが、私には第1回目ほど難しく感じなくなっていました。和訳に対する抵抗感はなくなり、自然と英語の論文を読み進められる自分を感じていました。
制限字数内でポイントを押さえた論述をまとめる練習ができた
私は専門科目の学習が十分ではなかったので、心理英語講座とあわせて専門科目講座も受講していました。専門科目の過去問や模擬問題には、「説明せよ」「論ぜよ」という指示が多くありますが、指定字数(または、解答用紙の行数)にあわせてポイントを要領よく押さえ、論述を適切な量でまとめるということは、一種のテクニックのような感じがしました。これを練習できたことは、実践でとても役に立ったと思います。
受験間際の私は勤務時間が深夜におよび、受験勉強がまったく思うようにいかず相当焦っていました。この時とても有効だったのが、自習用テキストの応用問題でした。重要度、新鮮度を中心にキーワードを集め、そこから志望大学院の過去問等を参考にノートを作成してみたところ、応用問題の内容とかなり重複しており、効率的な復習をすることができました。
以上は私流の受験までの過程ですが、要は自分の学習のレベルをいつも冷静に自覚し、一番効率的で、効果的になることを考えて学習することが大事だと思います。このことを考えたとき、本講座は非常に重要な役割をしてくれました。