合格実績
帝塚山学院大学大学院 人間科学研究科 合格
強い不安を感じていた時期は質問回答のやり取りが心の支えに
大阪府 とら さん
フルタイムで働きつつ子育てもしながらの受験勉強
通信制大学の公認心理師養成コースを卒業したところだったので、心理学の知識はある程度あるものの、論述や研究計画書については、客観性が重要で、独学で仕上げるのは厳しいと判断しました。しかし、フルタイムで働きながら子育てもしていたので、予備校に通うには時間とお金がなく、通信講座を探していました。そんな中、複数の合格者の声を読ませていただき、完成までの道筋をイメージできたので、こちらの「専門科目講座」と「研究計画書講座」を申し込みました。
インプットも大切だが、定着にはアウトプットが必須
専門科目や研究計画書(私の場合は、事前レポート)の添削指導では、求められている内容と自分の解答がずれていることが多く、書くべきポイントや書き方があることを具体的に丁寧に教えていただきました。専門科目の添削指導後は、特に復習に力を入れ、自力で書けるように何度も繰り返し練習しました。いきなり難易度が高い問題を提出するより、難易度を順に上げていく方法が、成長を実感できるのでメンタル面でもお勧めです。解説については知らなかった部分をコピーして、別のまとめファイルに一元化して保存し、何度も繰り返しアウトプットできるように復習しました。自習用テキストと添削問題冊子の2冊と、専門書を複数まとめた自作のまとめファイルの内容を、文字や音声でアウトプットすることのみを繰り返しました。最後の1週間は、テキスト2冊をざっと復習しました。全文を書く時間がなかったので、掲載されているキーワードを瞬時に頭に思い浮かべることができるかどうかを確認していきました。インプットも大切ですが、定着にはアウトプットが必須です。
強い不安を感じていた時期は質問回答のやり取りが心の支えに
テキストもよく練られていて素晴らしいのですが、ずっと一人で勉強を続けていたので、質問に専門的に答えていただけるのがとてもありがたかったです。解答がない過去問を解いていると、たくさん質問が出てきました。特性論とウェクスラー式知能検査の比較など、繰り返し出題されているものの答えが明確に分からなかった問題や、心の理論とメンタライゼーションの相違点などを質問しました。その都度自分の考えを伝えると、論述のポイントなども含めて、詳しく専門的に回答してくださいました。一時期何度繰り返しても覚えられず、強い不安を感じていた時期がありましたが、その時できる最適な勉強法も教えていただき、心の支えとなりました。モチベーションが下がったときや、勉強を続けていく自信がなくなったときは、合格者の声のページを読むとやる気が出るのでお勧めです。
本番では手を止めることなく書き続けることができた
すべてのキーワードの詳細を覚えるのは不可能ですが、直前期には完全に覚えていない事実に対してどんどん不安になるので、すべて論述で出題するわけではない、空所補充や記号問題も出題されると自分自身に言い聞かせて試験当日を迎えました。また、オープンキャンパスで院生の方が、空欄があっても合格した同期はたくさんいるし、結局、問題作成者しか正解がわからないような問題もあると話をされていて、全部解けなくても何とかなると安心しました。空所補充問題では、答えがはっきりわからない問題もありましたが、論述問題では練習したことがあるキーワードばかりが出題されました。手を止めることなく書き続けることができ、その学習効果に驚きました。まったく同じ問題ではなくても、テキスト2冊とまとめファイルのアウトプットを繰り返すことで、組み合わせて使える素材が増えていったようです。また、面接では、研究計画書の添削で、ご指摘いただいた部分について質問され、返却後に自分なりに答えを考えていて良かったと感じました。10ヶ月という短い期間でしたが、大変お世話になり、ありがとうございました。