合格実績
鹿児島大学大学院 臨床心理学研究科 合格
論述対策では文章を構成する訓練と実際に書くことが重要
奈良県 アガイス さん
論述対策に独学での限界を感じて受講を決意
私は元々、国際社会学及び比較社会学を専攻しており、心理系大学院を目指す者としては、いわゆる他学部卒からの挑戦でした。そんな私は心理学に関してまったくの門外漢でした。また、周りに大学院に進む友人や知り合いがいなかった上に、今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、大学院の入試説明会がオンラインでの開催となり、現役生の声を直接聞くことも叶いませんでした。このように、院試に関する情報集めに際して、かなり不安がある中で試験勉強の時期を過ごしていました。
過去問に関しては、郵送で申し込むことが可能だったため、出題傾向を見ていると、専門科目では論述問題における得点配分のウエイトが非常に大きいことが分かりました。語句選択問題については、自分は独学でも可能だと思っていましたが、論述となるとどうしても主観的な解法では危険だと思い、客観的に添削してくれて、かつ多くの論述問題に触れられる方法がないものかとインターネット上で調べていました。そこで、『心理系大学院 入試対策講座』に出会いました。料金も他の通信講座と比較して安価だということもあり、自分のペースで進められると感じたので、受講を決めました。
初学者なので効率を考えて試験に直結する勉強に的を絞った
志望校ではTOEICのスコアを換算して選抜時の得点にするとのことでした。私はすでにある程度のスコアを持っていたので、英語の対策は要らないと思い、専門科目の対策に専念しました。
専門科目の勉強においては、人それぞれ自分に適した手段があることと思います。しかし、上述したように、私は心理学初学者という立場からのスタートだったので、広範な心理学の分野すべてを網羅するのは時間的に非効率的だと思い、試験に直結する勉強に的を絞りました。具体的には、一般の参考書を5冊ほど購入し、志望大学院の過去問の出題傾向から、発達心理学や社会心理学など、毎年出題されている分野の単元に付箋を貼り、マークした所を徹底的に勉強しました。そして、そこで出てくる語句や用語をルーズリーフにまとめ、自分専用のノートを作成し一つ一つ覚えました。
論述対策では文章を構成する訓練と実際に書くことが重要
さらに、論述対策としては、参考書に載っている語句説明文や、受講した「専門科目講座」の添削問題冊子と自習用テキストで出題されている問題の解答を暗記し、頭に叩き込むことから始めました。そうすることで、論述問題の解法の機序というか、文章構成を反射的に頭の中で練り上げられるように訓練しました。加えて、論述問題では実際に書いてみるという作業が欠かせないことに気づきました。いくら頭の中で解答ができ上がっていても、実際に文字にして書いてみると、文章の配置や言い回しなどでつまずきやすく、解答を終えてみると、全体的に支離滅裂な論述となっていることが多々ありました。書く量が多ければ多いほど、まとまりの無いものになりやすく、初めのうちはとても苦労しました。しかし、とにかく根気強く、何度も何度も取り組むことで、着実に覚えることを心掛けました。
過去問の分析が試験対策には欠かせないことを実感
直前期の勉強法としては、志望校の過去問の傾向から自分なりに模擬試験を作成し、ひたすら解きました。すると、実際に試験当日に出題された問題がその模擬試験で取り上げた問題とほぼ重複しており、試験中は動じることなく落ち着いて解答することができました。
このように、やはり過去問の分析が試験対策には欠かせないものであることを、身をもって実感しました。
講座は独学では難しい箇所をカバーしてくれる
大学院入試に際して、肝心なことは情報収集だと思います。ネット上で得られる情報は玉石混交であり、そうした数々の情報に触れてあれこれと思い悩む時間があれば、試験勉強の時間に充てたいものです。この講座では、受講者専用のページに質問投稿フォームが用意されており、そこから質問することが可能です。また、専門科目講座で用意される添削問題冊子と自習用テキストでは、各論述問題に「必ず含めるべきキーワード」と「できれば含めておきたいキーワード」が記載されており、解法の筋道を考える上で非常に役立ちます。
以上のように、独学で対策するには、なかなか難しい箇所をカバーしてくれるので、独学で行き詰まっておられる方にとっては、大きな助けとなってくれることと思います。