合格実績
東京女子大学大学院 人間科学研究科 合格
受験の合否は一次の筆記試験の結果が大きく影響している
東京都 しゃこ さん
リーズナブルな価格と志望する大学院の合格実績があったことが決め手に
大学院受験は高校受験や大学受験と異なり、入試について得られる情報や参考書が少ないため、独学で勉強していくことに不安を感じていました。しかし、予備校に行けるほどの金銭的余裕がなかったので悩んでいたところ、『心理系大学院 入試対策講座』を見つけ受講してみることに決めました。比較的リーズナブルな価格であったこと、また、志望する大学院の合格実績があったことが受講を決めたきっかけです。
院試の英語はスピードが大事なのでより短時間で解答する練習をした
私は英文法を特に苦手としていたため、まずは大学3年生の3月頃から英文法の勉強を始めました。使用した本は、『大学院入試の英文法』です。大学院入試で重要な英文法の各項目について、解説パートと練習問題から構成されている参考書です。私は、「解説パートにざっと目を通す」→「練習問題に取り組む」→「間違えたらもう一度解説パートを読む」という流れで参考書を一周しました。次に、大学4年生の6月頃から心理英語講座の自習用テキストに取り組みました。「院試の英語はスピードが大事だ」と先輩から伺っていたため、テキストに記載された目標解答時間よりも5~10分短い時間をタイマーで測り、時間内に解けるよう練習しました。「問題を解く」→「解説・全訳を確認する」→「わからなかった単語や文法事項をメモする」といった方法で学習しました。大学4年生の夏休みからは、心理英語講座の添削問題冊子に取り組みました。前述した自習用テキストの進め方と同じ要領で進めました。私は、添削問題冊子に取り掛かり始める時期が遅くなってしまったため、添削は一度しか提出することができませんでした。しかし、添削問題冊子にも丁寧な解説が掲載されていたため、解説によく目を通して復習するようにしました。また、夏休みから、志望大学院の過去問題にも取り組み始めました。心理英語では英単語の勉強も重要になりますが、正直、私は英単語を覚えるのが苦痛でなかなか取り組めずにいました。入試の1ヶ月前頃から本格的に取り組み始め、『心理院単』という単語帳の中の「一般用語400語」だけに絞って暗記しました。
テキストの問題を解説や他の参考書を使って調べて、ノートにまとめるようにした
専門科目の勉強としては、まずは大学4年生の4月頃から『よくわかる臨床心理学』というテキストをざっと一周読みました。その後、6月頃から専門科目講座の自習用テキストに取り組み始めました。しかし、はじめから指定された字数で論述することは難しかったため、基本的には、テキストの問題で取り上げられているテーマについて、テキストの解説や他の参考書を使って調べ、ノートにまとめるという学習をしていました。ただし、綺麗にまとめようとすると時間がかかり過ぎるため、なぐり書きで手を動かしながらその場で頭に叩き込むイメージで書いていました。また、夏休みから添削問題冊子に取り組みましたが、こちらも前述の学習方法で活用していました。受験の1ヶ月前頃からは、『公認心理師・臨床心理士大学院対策 鉄則10&キーワード100心理学編』と『心理学 キーワード&キーパーソン事典』という2冊の参考書から、過去問から推測される出そうな領域に絞って重要だと思われるキーワードの知識を補強しました。また、心理統計の勉強では、『公認心理師・臨床心理士大学院対策 鉄則10&キーワード25 心理統計編』を用いました。具体的な学習法は、付録の「心理統計・研究法用語 定義リスト」の用語について、何も見ずに一言で説明できるように繰り返し学習しました。
研究計画書の書き方の知識がなかったので添削指導が心強かった
5月の後半に1回目の研究計画書を提出し、添削していただきました。研究計画書の書き方についてまったく知識がない状態だったため、こちらの講座で添削指導してもらえて本当に心強かったです。まずは研究したいテーマを見つけることに大変苦労したため、なるべく早い段階から研究したいことを探しておくべきだったと思います。出願までの日程を確認し、計画的に作成しておくことをお勧めします。
受験の合否は一次の筆記試験の結果が大きく影響している
心理英語に関しては、とにかく英文が長く、時間内に問題を解き終えるのがかなり困難でした。はじめに問題文に目を通し、解答に必要な箇所をチェックしながら効率よく解く練習をしておくべきだったと思いました。
専門科目については、細かい知識というよりも、臨床心理学における重要テーマについて、その基本的な知識があるか、また、そのテーマについて自分なりの考えや態度を論述できるかという点が求められているように感じました。私の場合は在籍している大学の大学院を受験したのですが、大学の授業で使用していた授業資料の復習が入試にも非常に重要になってくることを実感しました。外部受験の場合でも、各教員の専門分野や専門領域に近い問題が出題される傾向があると思われるため、事前に調べておくとよいかと思います。
2次試験の面接は、研究計画書に関する質問が大半でした。研究計画書に書いてあることからさらに深く掘り下げて質問されたため、自分の書いた計画書については詳しく説明できるように、よく調べて練習しておくことをお勧めします。受験の合否は、主に一次の筆記試験の結果が大きく影響しているように思われました。まずは筆記試験を突破できるように勉強しておくことが重要であると改めて感じました。
絶対に合格したいという強い思いがあれば、辛く苦しい時期も乗り越えられる
大学院受験は、受験勉強に関する情報が少なかったり、周囲に受験する仲間がいなくて相談できなかったりと不安も大きいと思います。しかし、絶対に合格したいという強い思いがあれば、辛く苦しい時期も乗り越えられるはずです。あまり周りにとらわれ過ぎず、自分に一番合った方法で勉強してみてください。それから、息抜きもとっても大切だと思います。勉強に正解はないと思いますので、自分が正しいと思うやり方で自分のペースで頑張ってください。応援してます。