合格実績
東京福祉大学大学院 心理学研究科 合格
合格通知が届いた時には講座の熱心な添削指導の賜だと感じた
群馬県 新たな夢に向かう教師 さん
教職退職後は心理士として子どもの役に立ちたいと思った
私は、2020年度の東京福祉大学大学院心理学研究科臨床心理学専攻博士課程前期の通信教育課程に合格しました。このことについての体験談を以下に記したいと思います。
公立中学校で国語教師として教職に就く中で、数年前に免許状更新を行いました。その際、心理学の講座をいくつか受ける中で心理学に対して興味をもち、このことをきっかけとして教職退職後は臨床心理学を学び、課題を抱えた子どもたちのために役に立ちたいと考えるようになりました。退職までの残りの年数を計算して、教員として働きながら学べる2020年度通信教育課程、3期の受験を目指しました。約1年半前から、準備に入ったのですが、文学部卒の私にとって院試は初体験で、さらに臨床心理学の視点での研究計画書作成は未知の世界でした。そんな中インターネットで『心理系大学院 入試対策講座』の「研究計画書講座」の存在を知り、迷わず受講をすることを決意し、申し込みました。
研究計画書は実践的なテーマで実現可能な方法で書かなければいけない
研究計画書作成については、仕事の合間に3回の添削指導をしていただきました。送られてきた例文を基に書いた第1回目の添削指導では、とても厳しいコメントが返ってきました。そもそもこの頃の私は研究計画書の狙いすら十分理解できていなかったように思えます。第2回目の添削指導においても相変わらず厳しいコメントが返ってきましたが、とても助かったのは添削指導とは別に質問を常に受け付けていただけるシステムでした。幾度となく疑問点を質問しました。2回目の添削指導を返却していただき、質問を重ねた頃、やっと自分の中で研究計画書に対するイメージが、漠然としたものから具体的なものへと変化していきました。実践的なテーマで実現可能な方法で書かなければいけないということがわかり始めてきました。それからは、先行研究、計画書の形式、志望大学院の特色について意欲的に調べ、自分のイメージしたもので研究計画書を書き上げました。しかし、添削指導の期限は既に切れていたというアクシデントが発生しましたが、追加指導を申し込み第3回の添削指導を受けることができました。返却された計画書の中で、努力を認めていただいたコメントがいくつかあったことに自信をもつことができたのを覚えています。その後、少し手直しを加えてそのまま志望大学院へ提出しました。
合格通知が届いた時には講座の熱心な添削指導の賜だと感じた
東京福祉大学大学院の選考方法は書類選考を経て、1次選考と2次選考があります。1次選考は、専門分野に関するテーマの小論文と英語で行われました。小論文では「心理劇」「遊戯療法」「パラメトリック検定とノンパラメトリック検定」の中の2つを選び、90分で2000字程度で論じるもの、英語では一般的な心理学に関する英文の日本語訳や英語で答える問題等でした。1次選考は心理系院試の標準的な出題と言えると思います。2次選考は学部長も含め5対1の面接でした。とても緊張して、思うような応答はできませんでした。特に学部長からは研究計画書について「それでは書き直さなければなりませんよ」等の厳しい質問が相次ぎました。しかし、研究計画書の狙いや主旨に関する質問がほとんどだったので、ある程度のものに仕上がっているのだと実感することができました。合格通知が届いた時には講座の熱心な添削指導の賜だと感じ、早速合格の報告をさせていただきました。なお、入試倍率は5人受験して自分を含め、2人が合格しました。受験生を観察する中で系列大学の学部生が受験することが多い通学課程より、働きながら目的をもって学ぶ通信教育課程の方がレベルは上だと感じました。私はこれから3年間かけて大学院で学び、そこで培ったキャリアやスキルを、課題を抱えた子どもたちのために生かすという人生の新たな夢に向かって前進しようと思います。