合格実績
東北大学大学院 教育学研究科 合格
センスや要領の良さがなくてもやり続ければ合格できる
宮城県 えのきんぐ二宮 さん
教員養成大学から心理系大学院を目指すことを決意
私は臨床心理士を目指すと決めていたので、大学1年生の時から臨床心理士指定大学院に進学したいと考えていました。しかし教員養成大学に通っていたため、大学3年生くらいまでは心理学の専門的な知識はほとんど知らないという状態でした。さらに私は大学で運動部に所属していたので、本気で院試に向けて勉強し始めたのは部活動を引退した3年生の終わり頃でした。他大学の大学院を受験するには遅めのスタートだったのに加え、ほとんどの友人は教員採用試験を受ける大学だったので同じ境遇の仲間はいませんでした。そんな中で、独学ではとても院試レベルまで到達できないと不安に思い、『心理系大学院 入試対策講座』を受講しました。
英文和訳の精度が高まり、読解スピードも速くなった
英語は嫌いではなかったので少しはできるだろうと思い、3年生の春休みに過去問を解いてみました。しかしわからない英単語が多すぎてまともに読むことができませんでした(笑)。これではだめだと思い、大学入試レベルの英単語帳を必死に復習しました。それである程度、文章の意味はわかるようになりましたが、東北大学大学院は英語の論文を和訳するという試験内容なので、和訳の精度を高める練習も必要でした。独学では、間違いの癖や構文の読み違いなどに気づくことができなかったので、添削して頂くことでそうした細かいながらも重要な部分を修正することができました。東北大学大学院ではさまざまな分野のテーマが出題されるので、初見のテーマでも内容を理解する力が求められます。その点、本講座は多様なテーマの英文を解説つきで読むことができるので、英文の内容を理解する力はかなりつくと思います。個人的には読解スピードも速くなったと感じています。私は構文など基本的なことを忘れていたので、そうしたところは市販のテキストで学習し、その上でテキストは主に目標解答時間よりも早く解くなどの時間を意識する練習で活用していました。
テキストをやり込めば専門知識を幅広く学習することができる
東北大学大学院は問題自体はスタンダードな印象ですが、大問が4つあり、そのうちの3問が長い論述問題なので、時間との勝負という感じです。そのため、ただ専門知識を覚えるだけでは難しく、論述の基本や深い専門知識について知っていなければならないと思います。本講座のテキストの解説部分は、市販の参考書には載っていない内容や関連する専門用語などにも触れていて、テキストをやり込めば幅広く学習することができるので、かなり役立ちました。さらに、私は論述する力に自信がなかったので、添削をお願いするときに論述の仕方や文章の展開の仕方などのコツも教えて頂きました。添削問題を提出すると、解説部分に書いてあること以外の内容や弱点を補う勉強方法などについても教えてもらえるので、いろんな情報を得られるだけでなく、心の支えになりました。東北大学大学院は、書く量が求められる割に時間が少ないので、とにかく自分の知っていることを書き続けることが大切だと思います。そのためには、1つのテーマについて問われたら、瞬時に関連する物事が思いつくように、引き出しをたくさん持っているといいのかなと思います。私はその対策として、テキストや過去問の問題を参考にしてさまざまな解答ができるように何度も練習していました。本番はA3判用紙に書くことになるので、日頃からA3判用紙いっぱいに論述できるように練習しておくとよいと思います。
センスや要領の良さがなくてもやり続ければ合格できる
私の周りに心理系大学院を受ける人は一人もいなかったように、心理系大学院を目指す人はおそらく少数派なのだろうと思います。その分、自分で自分のモチベーションをいかに保つかが合否を分けるポイントになるのかなと思います。勉強をすればするほど「自分にはセンスがない…」「勉強の要領が悪くてだめだ…」などと考えてしまいがちですが、やり続ければ必ず良いことがあります。私にはセンスも要領の良さもありませんでしたが、やれることは何でもやって、無事に合格することが出来ました。あと、試験の形式についてですが、試験は二日間あり、一日目の筆記試験を突破した人だけが面接を受けられるというシステムでした。面接はコースの教授陣が勢ぞろいだったので緊張しましたが、自分が研究計画書に書いたことについて「自分はこういう研究がしたいです!」ということをきちんと伝えることができれば受かると思います。なので、とにかく過去問をよく調べて(とても大事)、まずは筆記試験を突破してください! 受験生の皆さんが合格できるように、応援しています!!
湯川彰浩から一言
記述量の多い問題に対しては講座で自分なりの答えを導く練習をしているかどうかが鍵となります。
最初は難しいかと思いますが、参考書などを見てもいいので、まずは自分で解答を考えてみることが大事です。
そして、あとはそれ以上の時間をかけて、テキストと添削済み答案でじっくり復習してください。
この方のように講座でコツコツと問題に取り組んで、添削指導を受けることで着実に力がつき、合格を勝ち取ることができますからね。