合格実績
放送大学大学院 文化科学研究科 合格
初めから講座を受講しておけば、合格までの期間は短縮していたと思う
奈良県 六十の手習い さん
一年目は研究計画の内容が大ざっぱと指摘されて不合格に
本年、放送大学大学院の臨床心理学プログラムに3度目の挑戦で合格することができました。同大学院の試験は、一次試験の学科試験と二次試験の口頭試問があります。一次試験には英語はなく、専門科目のみとなっています。以下、私の合格までの学習の経緯をご紹介したいと思います。
一年目は、大学院より3年分の過去問が公開されていますので、その解答を作成すると共に、出題傾向を分析しました。その後、出題傾向に沿って放送大学の心理学講義のテキストの復習と試験対策用キーワード集を読み込み試験に臨みました。学科試験は、600字の論述問題が5問です。時間が2時間ですので、一問当たり20~25分程度で記述する必要があります。自分がよく知っている問題が出たこともあり、運よく合格できました。しかし、二次試験の口頭試問では、研究計画についての内容が大ざっぱであることを指摘されました。また、研究計画の内容についての質問には、まったくと言ってよいほど答えることができませんでした。
二年目は専門科目が合格レベルに達していなかった
二年目は、研究計画書を合格レベルにしようと考え、インターネットで情報収集していた時に「研究計画書講座」に出会いました。まず自習用テキストの「合格できる研究計画書の鉄則」を読んでみて、自分の研究計画書がまったく研究計画になっていないことがわかりました。それから、同書の方法に従い研究テーマに関連する論文をGoogle Scholarで検索して、読み込むことから始めました。そして研究計画書の添削指導を3回にわたって受けました。添削指導は、タイトルの付け方、論理構成、内容等について毎回細かくアドバイスをいただきました。結果、3回目の添削後には自信を持って提出できるレベルの計画書を完成することができました。しかしながら、二年目は学科試験でつまずきました。まったく知識のない語彙の問題もあり、知識が合格レベルに達していないことを痛感しました。
三年目にして入試問題をほぼ満足できる内容で記述することができた
三年目は、学科試験の対策として「専門科目講座」を受講することにしました。テキストを受け取って目次をみると、すべての問題が試験問題として出てきそうな内容でした。まず、自習用テキストを一通り学習しました。テキストの解答を見ずに、放送大学の講義テキスト等を参照しながら、解答用紙にまとめていく練習をしました。この自習用テキストで、必要なキーワードをあらかじめ書き出しそれらを含めて論述すること、論述構成のルールがあることなどがわかりました。社会人になってから40年余り経ち、その間このような試験を受けたことがなかったため、過去2回の試験ではまったく論述構成を無視した自己流の文章で記述していました。その後、添削問題冊子に取り組みました。試験での出題頻度が高そうな問題を6問選んでおき、順番に添削をお願いしました。途中で提出が滞った時期がありましたが、デルタプラスさんより励ましのメールが届き、大変有難く思いました。最後は、添削問題冊子のすべての問題、解答に目を通してから試験に臨みました。結果、5問の問題すべてをほぼ満足できる内容で記述することができました。二次試験の口頭試問においては、作成した研究計画書を改めて読み直して臨みました。かなり突っ込んだ内容の質問が来て戸惑う場面もありましたが、面接中の雰囲気は大変良いものでした。
初めから講座を受講しておけば、合格までの期間は短縮していたと思う
還暦を過ぎてからの挑戦で、臨床心理学という今の仕事とはまったく関係のない分野であったこと、論述問題のみで時間的にも余裕のない学科試験であったこと等、自分にとってはかなりの難関であったと感じています。選抜試験である限り、知識だけでなく合格のためのテクニックがあることを意識しておく必要があることにも改めて気づきました。デルタプラスさんの2つの講座が合格に大変役立ったことは間違いありません。当初より講座を受講しておけば、合格までの期間は短縮していたように思います。本当にありがとうございました。今後は、大学院卒業と臨床心理士試験合格を目指したいと考えています。最後になりましたが、これから心理系大学院を受験される方のご健闘をお祈りいたします。私の体験談が皆様のご参考になれば幸いです。