合格実績
東北大学大学院 教育学研究科 合格
他の内部生と差をつけたいと思って講座を受講することに
宮城県 よねくん さん
他の内部生と差をつけたいと思って講座を受講することに
私が本講座を受講しようと思ったのは、勉強の遅れによる焦りを感じていたからでした。私は、今回合格した大学出身である、いわゆる「内部生」と呼ばれる立場ですので、過去問も手に入りやすく、また合格した先輩方といつでもお話しできるといった形で、ありがたいことに比較的受かりやすい立ち位置にあったと思います。しかし、3年生の冬までオーケストラ部の活動に専念しており、実質部活人間でした。そのため、3年生の夏休みから本格的に勉強を始めていた同期達と比べて遅れがあることを明確に認識していました。そこで、他の内部生との差を何とかして埋めたい、また本番のパフォーマンスで彼らと差をつけたいと思い、心理専門職の方々から答案の添削をしていただける本講座の受講を決めました。
論述の型や知識を学び、それらに沿って練習を繰り返した
本講座の「専門科目講座」では、論述の解答を作成する際の型を学びました。まず自習用テキストの問題の解答をとりあえず書いてみることから始め、解答を形にすることがどのようなものかをつかみました。それを数回繰り返したのちに、時間を計って練習しました。直前になると、東北大学大学院の問題を解くことを想定し、文字数や時間の制限を多少アレンジして取り組みました。添削問題では自習用問題と並行して進める形をとり、自習用問題で得た解答の型を少しでも発揮できるように意識して解答を作り、フィードバックを確認することを繰り返しました。もちろん解答を作っていく中で知らなかった知識が山のように出てきますが、それはその都度覚え、再度問題を解いてアウトプットすることを繰り返しました。このように講座で解答作成の型や知識を習得し、自分で買った他のテキストを演習することでそれを確かなものにしていきました。
英語は問題を解くことに身体を慣らすこと
「心理英語講座」は問題演習量を増やす目的で取り組んでいました。過去問題に取り組みつつ、出題されるテーマの傾向や問題形式から、取り組む添削問題を決めていました。その他、自習用テキストに関しては、例えば下線部和訳の問題では、本番で残り時間が少なくなった時のために、周囲を読まずにあえて下線部の部分だけを読んでどれだけ書けるかやってみるなど、受験当日の戦略を図るために用いていました。英語はとにかく問題を解くことに身体を慣らすことが重要になります。また、知らない単語は無限にあるので、英語にたくさん触れ、少しずつ知っている単語量を増やすということも重要になります。心理英語講座でそのような積み重ねをすることができ、英語力に自信を持つことができました。
研究計画書については、私は修士や博士の先輩方にお世話になりました。そこで完成したものを「研究計画書講座」で添削してもらい、さらにブラッシュアップするという形で講座を活用しました。
本番のスケジュールを想定した演習を繰り返すことが大事
試験本番についてですが、東北大学大学院では試験が2日間あり、1日目の10:30から12:00まで英語、13:00から15:00まで専門科目があります。そして、1日目の夜に筆記試験の合格発表があり、そこで合格した人が2日目の面接に進みます。1日目についてですが、本番通りのスケジュールで何回かシミュレーションをしておいたのがとても役に立ったと思っています。英語でどのくらい体力を温存するのが良いか、休憩1時間で何を食べるのか、専門科目はどのくらいのペースで解けば良いのかなどを、本番を想定した1日目全体の演習を何回か繰り返すことで習得していきました。やはり今まで得た力を本番でどれだけ発揮できるかにかかっているので、知識を増やし続けるのも大切ですが、それをいかに本番で出し切るかということを研究しておくのも大切です。
とにかく量を書くことが求められるので、時間配分を意識し、書き起こす練習をした
ここからは、東北大学大学院の入試の各科目について書こうと思います。まず英語ですが、時間は90分で下線部和訳がほとんどです。また、例年問題数が8~9問あるので、各問題について周囲を読むことを含めて、10分以内で解けるようにしておくことが重要だと感じていました。次に専門科目ですが、時間は120分、問題は例年論述が3題、語句説明が8題となっており、とにかく量を書くことが求められます。私の目安としては、論述1題あたり20分くらいで600字程度、語句説明1題あたり5分くらいで200字程度書けるように普段から練習しておくのが良いと思います。もちろん字を書くことが得意か不得意かは人により違いますので、もっと書けるようであれば書く量を増やすに越したことはありません。120分間ペンを動かし続けられるように、頭に浮かんできたことを素早く字に書き起こす練習が必要だと感じていました。
そして面接ですが、私の場合は、最初の5分程度で志望動機、卒業論文について、研究計画書についての3つを簡単に説明することを求められました。その後に、教授方から、研究計画についての質疑があり、それに応答しました。基本的に研究計画について、普段の卒業論文のゼミのような形で進みました。自分の場合はうまく質疑応答ができたとは思っていませんが、恐らく基礎的な研究に関する知識があるかどうか、そしてきちんとコミュニケーションが取れるかどうかを見ているのかなと感じました。
講座に出会って方向性が明確になったことで、自信を持って勉強に励むことができた
大学院入試は、高校入試や大学入試とは違い、講座や模擬試験など、受けられるサポートがあまり多くありません。そのため、どのように進めていけば良いのか、自分が今どの位置にいるのかなどが把握しづらく、対策がしづらい面もあります。そのような中、本講座に出会い、入試対策の方向性が明確になったことで、自信を持って勉強に励むことができました。ありがとうございました。将来は、自分が部活動が好きだったということもあるので、スクールカウンセラーや学生相談員といった職業に就くことを考えています。しかし、その他にも、企業のサポートや依存症患者の社会復帰支援など、自分の興味のある分野がたくさんあるのが現状で、正直迷いが生じています。大学院進学後は、さまざまな現場での心理職の働き方を学びつつ、将来を考えていけたらと思っています。