合格実績
筑波大学大学院 人間総合科学学術院 合格
研究計画書が合格に結びつくまでの形になったのは講座のおかげ
神奈川県 S.S. さん
講座の添削指導がなければ入試に間に合わなかった
私が『心理系大学院 入試対策講座』の受講を決めたのは大学院受験に対する漠然とした焦りがきっかけでした。大学受験と違い、圧倒的に情報量が少ない大学院受験。受験が目前に迫ってきた5月頭にこのまま独学では厳しいのではないかと思い、講座を申し込みました。
専門科目は自分で買ったテキストを主に使い、「専門科目講座」は補助的な使い方をしていました。一方で研究計画書指導についてはこちらの「研究計画書講座」に全面的に頼っていました。私は外部受験で国公立を目指していましたが、滑り止めとして当時通っていた大学も受ける予定でした。そのためゼミ教授に「当日試験官になる可能性があるから、研究計画書を手伝うことはできない」と言われ、右も左もわからない状態でした。研究計画書の提出締切の約1ヶ月前に、卒論のテーマが白紙に戻されるなど時間的にかなり厳しい状況にあったので、講座の添削指導がなければ入試に間に合わなかったと思います。
専門科目はアウトプットを、英語は論文英語の多読を重視した
ここで少し私の筆記試験対策についてお話ししたいと思います。私は専門科目と英語の2科目のみでしたが、それぞれしっかりとした対策が必要でした。まず専門科目は、アウトプットに多くの時間を割きました。大学院の入試試験で大学の定期テストのように「○○が立てた△△に関する説を何と言うか」のような単語を問う問題は少ないです。「○○とは何か説明せよ」「△△と□□の違いを☆☆の観点からまとめよ」など複数の情報をまとめて書く力が求められます。わかりやすく言えば、「周辺情報から単語を導く」のではなく、逆に「単語から周辺情報を導く」力が必要です。これはテキストを赤シートで覚えるなどしても限界があります。日頃から単語以外は何も見ずにそれに関連する情報を引き出す練習が大切だと思います。そして英語に関しては、とにかく多くの英語論文を読むべきだと思います。もちろん『心理院単』などを用いた単語力の強化も重要なのは大前提ですが、日常的に英語論文に触れて読むことに慣れておく必要があります。また、大学院受験は思っている以上に孤独です。大学4年になると大学に行く機会も少なくなり、家にこもりきりで勉強する日も増えるでしょう。1日の最低勉強時間を決めてそれを遵守するなど自分が怠けない方法を模索してください。また、周りは就活が終わり春からの進路が決まっていく中、自分は何も決まっていない、という状況はかなり精神的に追い詰められます。自分に合った息抜きの仕方も身につけておいてください。
早い段階から志望校を絞り込んで情報収集を行わないと苦労する
私の個人的な筆記試験対策についてお話ししましたが、大学院受験を乗り越えて感じたことは「志望校別の対策がとにかく大切」ということです。この方法を行っていればどの大学院にも対応できる、という勉強方法はないのではないかと個人的には感じています。これは大学受験にも当然当てはまることかもしれませんが、大学院受験は大学受験以上に各校で求められるものが異なります。研究計画書も2000字程度の少なめの大学院から、6000字の研究計画書に加えて、それまでに行った研究についての発表6000字を求める大学院までさまざまです。専門科目も、用語説明ばかりの大学院もあれば、自身の意見を述べる問題が多い大学院もあります。その他、和訳や英訳はあるのか、英文での分析結果解釈はあるのか、小論文はあるのかなど、とにかく内容が多種多様です。これらを鑑みると、併願数には限界があります。早い段階から志望校を絞り込んで情報収集を行い、対策を講じてください。私はこの部分が遅かったために直前で非常に苦労しました。
研究計画書が合格に結びつくまでの形になったのは講座のおかげ
私が講座を受講して最も助けられたことは、やはり「研究計画書の執筆の道筋を立てていただいたこと」だと感じています。添削内容を消化していく毎に「自分が本当に研究したいことは何なのか?」、「それをわかりやすく伝えるためにはどのように書けばいいのか?」ということを少しずつ理解していくことができました。何か目標を達成しようとする上で根本的な問題である「わからないことがわからない」、「正しいやり方がわからない」そういった人こそ、講座を受講することに意義があるのだと私は思います。今見返してみると第一回目に出した研究計画書の答案内容はひどいものです。ほぼすべてを書き直さなければならない程赤が入れられてました。それでも3回の添削指導を経て合格に結びつくまでの形になったのはこの講座があったからだと思います。私の合格体験談が誰かの助けになれば幸いです。これをお読みになっている皆様の合格を祈っております。