合格実績
京都教育大学大学院 教育学研究科 合格
兵庫教育大学大学院 学校教育研究科 合格
第一志望校、第二志望校ともに講座と同じ問題が出題された
京都府 イヌ さん
他学部でしかも部活や実習で忙しい中で受講を決意
私は心理系の学部ではありませんでしたが、大学の3年間で臨床心理系の授業を少しだけ取っていたため、基本的な単語は聞いたことはありました。しかし、受験を決めた2月中旬からいざ受験勉強を始めるとなると、やはり専門外の分野ということで知らないことが山ほどありました。その上、基礎から独学で勉強するとなると何をしたらよいかがわからず、途方に暮れながら、とりあえず参考書を買ってノートにまとめたりしていました。勉強法がわからないまま、参考書を覚えようとしていましたが、暗記が苦手な自分にはただ写してまとめる勉強法は向いていないと感じましたし、実際に文章に起こして書くとなると記述がまったく書けませんでした。私は大学4年生になっても部活動を続けていたり、実習があったりと、他の受験生よりも勉強時間がかなり限られていました。焦りが伴う中、予備校に通うお金と時間を惜しんだ私は、以前からメルマガを購読させていただいていた『心理系大学院 入試対策講座』を始めることにしました。
最初はボロボロの状態から、次第に重要語句がスラスラと出てくるように
いざ講座をはじめて自習用問題に取り組んでみたものの、最初は専門科目も英語もまったく解くことができず、ボロボロの状態でした。しかし、重要なテーマの問題と、細かく解説された解答があったおかげで、少しずつ知識を身につけながら、記述問題の解答の仕方や予備知識についても学ぶことができました。ただ暗記するのでなく、調べながらでもよいから自分の力で解答を書くという勉強法が自分には合っているようで、勉強意欲が上がるだけでなく、頭で考えながら基礎を覚えることができました。英語も専門科目も、最低でも3周は繰り返し問題を解きました。すると、記述に必要な重要語句がスラスラと出てくるようになり、解答のパターンをつかむことができるようになりました。問題を解き、間違えたこと、わからなかったことはノートにまとめることで、自分の分かっていないことを焦点化できたこともポイントかと思います。全部をきれいにまとめたものではなく、たくさん書いて、直して、自分に必要なことをまとめたノートを受験の前には見直しました。
第一志望校、第二志望校ともに講座と同じ問題が出題された
入試本番について書かせていただくと、私の場合、第一志望校の受験日にはすでに第二志望校の合格が出ていました。そのため少しは心の余裕はあったのですが、前日に眠れず結局ほとんど寝ずに当日を迎えました。頭が働かず、取れる問題を間違えたのは悔しかったですが、運が良いことに、第一志望校、第二志望校ともに試験問題に講座のテキストで繰り返し勉強した問題が出てきました。私の場合、教育系の問題が出ることは過去問を見て予想していたので、テキストの問題で出そうな分野をとりわけ重点的に勉強したのも吉だったと思います。
教材も時間も使い方次第で意味がまったく変わってくる
大学4年生は、同級生たちの進路が次々に決まっていく中、自分だけが勉強を続けなければいけません。すると、将来の不安で心が折れそうになったり、自分の進路に迷いが出始めたり、勉強を放棄してしまいたくなったりすることもあると思います。私も何度も諦めそうになりながらも、やるしかないと自分に言い聞かせて、毎日勉強を続けました。毎日、コツコツと勉強すると、徐々に自信がついてきます。自分の心身とうまく折り合いをつけてたまには気分転換もしながら、自分に合った勉強法を見つけて勉強してみてください。教材も時間も使い方次第で意味がまったく変わってくると思います。また、周りにも大学院を目指す人がいたら、ぜひ協力してあげてください。受験勉強や情報交換を一緒にできるという利点もありますが、なんといってもつらさを一人で抱え込むのと、数人で分かち合うのとでは、気の持ちようが違ってくると思います。研究計画書に関しては、心理系の先生や先輩にも相談するのがよいと思います。一人で考えているのとは比べ物にならないくらい、すっと道筋が見えてきたりします。
「やれるだけやってみよう」という気持ちが合格へと導いてくれた
最後に、皆さんもさまざまな思いを抱えてこのサイトをご覧になっていると思いますが、私もいろいろと不安になったり悩んだりしながら、この体験談のページを閲覧させていただいていた者の一人です。正直、「自分は受からないんじゃないか」「落ちたらどうしよう…」と何度も考えました。でも、そのように不安がったところで私は受験を諦めるわけではないし、もう「やるしか」なかったのです。心理系学部でもない、部活もあるから時間もない、いろいろと難のある挑戦ではありましたが、「やれるだけやってみよう」という気持ちが合格へと導いてくれたのかなと思っています。拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。